早いもので京都の京田辺「一休寺」に行って3週間にもなる。
一休寺は子どもたちにもおなじみの「一休さん」のお寺です。
得意先の会長から「キミ写真撮れるな、年賀状の写真撮ってくれ」
毎年自分が写った写真の年賀状を印刷している。
紅葉にはすこし早いが一休寺へ一緒に行くことにした。
会長とは以外にも一番付き合いが永い、ボクが尊敬している人でもある。
政治・経済・文化、何ごとにも造詣が深いひと。
超がつくくらいの遊び人でもあり、勉強家でもある。
自分に厳しく、人にも厳しいが長く付き合っている間に気付いて
いたことがあった。それほどまでに厳しい人だが、女性に対して
なんとも可愛いひとになれる特技を持ち合わせている。
午後から天候回復との予報のなか、小雨を突いて現地に向かった。
40分ほどで現地に着いたのだが、雨は止む気配なしだった。
駐車場を出てすぐ、茶店がある。奥さんの手づくり弁当を
食べて出てきているはずなのに「ちょっとうどん食べよか!」
ボクは約束の時間に遅れまいとして、お昼は採ってなかった。
「わし山菜うどん食べるわ」「キミも食べるか?」
「はぃ いただきます」と即答していた。
ここからが、本領発揮だった。うどんが出てくるまでの会話。
お店のおばちゃんを掴まえると、大きな声で席から話しだした。
「一休さんて、晩年女のひと、彼女がおったんやってな」
「よろしいなぁ ほんで85まで長生きしはってんなぁ…えへへ」
いやいや、垣根が無いというか仕事の場面と打って変わって
フレンドリーなひとに変わってしまっていた。
ひとしきりおばちゃんといろんな話しをしながらうどんを食べた。
茶店を後にして境内に向かう。ものの80mほど歩くと入口の
入場券を売っている小屋があり、券を買ってくれた500えん也。
小屋を覗き込みながら、中のおばちゃんに立ち話をはじめた。
「知ってまっか?」「一休さんて、晩年女のひと、彼女がおったんやってな」
中の女のひとは「あまり知りませんが…そんな話し聞いたことあります」
と答えていた。
まだまだ文章がつづく(進行中)
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