2010年12月27日月曜日

おとこの色気_その2


この前の「おとこの色気-その1」から随分日が経ってしまいました。
さて、最近テレビを観ていて気付いたのが管総理。
いろんな逆境に遭っているのだが、矢継ぎ早に質問を投げかける
記者の前を通るときの目線が、なぜか泳いでいるように見える。

まわりの人間たちの体たらくに嫌になってしまってるのか、
その場をなにも無く逃げてしまいたい気分なんだろと想像する。

「叱られて育つ」
前述の会長との付き合いは長い。ボクの人生の半分以上にもなる。
会長は若いときから良く怒る、気が短いから怒るのではなく
ミスや手抜きが無いように社員や我々外部の人間にも叱るのである。
顔を赤くして罵声を浴びせながら叱るのだから
適当な返答は全く通じない、納得が行くまで追求してくる。

「わかったか!?」「わかっとるな!?」が口癖のように迫ってくる。
なぜ、こんな風に叱られるのか本人は元よりまわりの人間も
理解できるように叱っている。
人として、ひとりの社会人として正しい道を示してくれている。
〈最新版BOSSのCM、全くもってその通り。妙に共感する。〉

社員の中に当年取って80才を過ぎている嘱託のひとが一人いる。
前職は、大手家電メーカーに定年まで勤めていた人だ。
その人がしみじみボクに言ったことがあった。
「もっと早い時からこの会社、会長の元で仕事したかった。」

会長の人間性はともかくとして、信念・理念がすばらしいと…。
このことは、外の人間であるボクも大いに共感している。

会長の怒りの本質は何かと考えてみると「社員教育」と言うより
もっと大きな観点での「社会人教育」をしていると思っている。
大の大人と言えども「仕事を適当に流している」人が多い。

非常に深い見識でもって警鐘を与えてくれている。

今の政治家たちはどうだろか? 殆どが戦後生まれの人たちである。
「叱られて育った」経験はあるのだろうか?
いま、国民やこの国にのしかかっている苦しい状況が解っているのか
甚だ理解に苦しんでいる。

考えが甘い
昨今、会長とタッグを組んで仕事をする機会が多くなった。
ある時、行政トップの秘書室に行った。秘書室は室長以下7〜8人の
スタッフで構成されている。スタッフの人数も行政のスケールで
それぞれ変わっている様子である。

仕事内容と言えば重要事項からスケジュール調整に至るまで多岐に
渡っている。さすがと思ったのは情報の多さだ、
そしてどこよりも早くいろんな情報を掴んでいる。

しかしだ、協力者としての立場から観ていると「こと無かれ主義」を
貫きたい考えはわかるのだが、レスポンスが悪い。
半日、一日の遅れでしか情報が来ない。

そこで、豪を煮やした会長が声を露にして怒った。
「どぅなってまんのや!?」「こんなことでは協力できませんで!!」
ふつうなら「まぁまぁ早くお願いします」と言うところだが
面と向かってお叱りを受けた室長の顔がみるみる顔面蒼白になった。
やっと言えた言葉が「責任はこちらで取ります」であった。

ヒトが動くとお金がうごくのは世の中の常である。
おなじお金を使うなら「生きたお金」を使いたいのが仕事人。
単純な段取りの悪さで効果のない無駄遣いを許せない、
そのことを突かれた訳だから返すことばが出ないのも当然であった。

地方行政も国政も預かる人たちは、もう少し考えて仕事を
してほしいものである。「叱られて育つ」「叱って育てる
ことの大切さを痛感している。

おとこの色気」は「男気」からも来るものでもある。
次回その3…「時間を返してくれ!」事件


「考えが甘いんじゃひとこと言ってやって
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2 件のコメント:

はやひで さんのコメント...

最近ではこういう人の言葉も
「たわごと」と流す若者(バカモノ)も多い

そういう人間が会社の実権を握ったりする
もんだからたちが悪い。

もちろん、そういう人間の元では若手が
伸びない。

最近、しみじみそう感じる。

日本は駄目かも知れない。

ken さんのコメント...

はやひでさん☆
お返事、年越えしてしまって
すんません。

日本は駄目かも知れない。
皆に危機感があれば日本人は
ちゃんと出来る、出来ますよ!!