2010年9月3日金曜日

山崎通(やまさきのみち)


高槻に着いてすぐ、クルマをパーキングに入れた。
目的地に向かって歩いていると旧の街道に出た。
京都から下関まで通じている、それは「西国街道」。

ずいぶん昔に歩いた記憶があって懐かしい。
高槻の芥川あたり、ゆるやかに曲がりながら
芥川宿の方へ向かった。

下の写真は街道沿いの仕出し屋さん、30年ほど前に
見た時とまったく同じ。
街道を自転車で、徒歩で通り過ぎる人たち
今でも地域の人たちのメイン道路だ。



少し脇道に入ると懐かしい子どもの頃の
景色がそこにはあった。


宿場に向かう途中、「一里塚」の前を通る。
「一里塚」は街道に旅びとへの目印として1里(約3.927キロ)毎に
土盛りをして樹を植えてあるところ。


京都から西宮の区間を指し山崎通(やまさきのみち)と言った。
西国街道の山崎通には六宿山崎宿大山崎町島本町)・芥川宿高槻市)・
郡山宿茨木市)・瀬川宿箕面市)・昆陽宿伊丹市)・
西宮宿西宮市)が設けられていた。
大坂を経由せずに西国への脇街道として西国大名の参勤交代に利用された。



街道沿いの家は、すこし斜めに建てられている。
三角に見える部分は「土下座場」。
大名が参勤交代で通る際、道ゆくひとも並んで座り
あたまを下げて行列の通過を待つ。

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4 件のコメント:

ルピア さんのコメント...

kenさん、おはようございます。
子供の頃に見た景色がそのまま残ってるのは
嬉しいですね。
昔ながらの建物を見ると、中に入ってみたくなる衝動に駆られます。
こうして写真に残しておくのもいいですね。
私も昔歩いた道を歩いて見たくなります。

はやひで さんのコメント...

西国街道ってどんなにデカイんかと
思ったら拍子抜けやったのを覚えてます。

171号線の抜け道に使っている人も多いんだとか?

山崎と言えば・・・・
ウィスキーっすけどね。。

ken さんのコメント...

ルピアさん◆
お久しぶりです。古い町並みが残っているのは落ち着きますね。暮らしてみると不便なところがある反面、意外とニホンの風土に合っていて快適に住めるかも知れませんね。200年前には西国の大名や、戦いに向かう武士たちが頻繁に通ったことでしょう。なかなか味のある街道でした。

ken さんのコメント...

はやひでさん◆
西国街道、道は狭いですよ。意外と微妙に曲がってるしね。まだまだ当分は変わらずに残っていることでしょう。