2008年11月20日木曜日

坂のある町


口縄坂を登ってゆく、わずか200mあるなし。歴史を感じる。
 

先月の話だが、絵を描くなら大阪にも雰囲気のある


坂道がたくさんあると聞いていた。


上町台地の「大阪夕陽丘学園」と「大阪星光学院高校」に


挟まれたところに「口縄坂・愛染坂」がある。


なかなか粋な社長さんで、「雨の日なんか最高やな


わし 時間あったからくるま止めて歩いてきた」と


言っておられた。



いつものことながら、「女のひとと歩くとええんや」


時間作って行ってみなさい…。


最初に松屋町の通りから歩いて行ったのが「口縄坂」


アップダウンはそれほどでも無く、20〜30mくらいである。


登り切ったところに「織田作之助」の石碑があった。

 
来年は大阪中の「坂道」を訪れそうな予感がしてきた。




 
織田作之助「木の都」より

口縄坂は寒々と木が枯れて
白い風が走っていた


私は石段を降りて行きながら

もうこの坂を登り降りすることも
当分あるまいと思った 


青春の回想の甘さは終わり 

新しい現実が私に向き直って
来たように思われた


風は木の梢にはげしく
突っ掛けっていた
 
 




愛染坂入り口に名前の由来となった「愛染さん」がある。
 







愛染坂に入ってすぐ、星光学院の生徒たちが下から上へランニングしてきた。
こんな歴史のある坂道を走れるなんて、なんてしあわせな学生さんたちでしょうか。

「織田作之助」は、文人(小説家・詩人・歌人・俳人・作家・随筆家)
出世作となった「俗臭」「夫婦善哉」をはじめ、「競馬」「世相」など短編を
得意とした。また出身地である大阪に拘りを持ち、その作品には大阪の庶民
(特に放浪者)の暮らしが描かれていることが特徴である。


  
「せんば鎮守の杜芸術祭」


ご来場ありがとうございました !
10月18日 第1部・第2部の様子をアップしました。
 
コーラス|天王寺区民合唱団(指揮:清原邦仁、40数名)


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6 件のコメント:

ひまな さんのコメント...

元気に坂を登れる間に全部まわって来て紹介して下さいマシ。
娘の家に行くにはどこから行っても坂を通らねばなりません。息切れが激しいし、縁を切りたい!ぷぷぷっ(^m^)

ken さんのコメント...

ひまなさん、こんばんは。

ぷぷぷっ(^m^)ですよ、ほんまに!!
歴史のある坂道は京都も含めて良い雰囲気があります。
ほとんどが石畳で、人が歩いてきた分味が出ています。
「街道」も捨てがたいです。▼・エ・▼

いわちゃん さんのコメント...

いいですね〜
坂のある町って、独特の生活感があって好きです。
こんな写真のような場所なら絵を描いてみたい気持ちもわるし、女の人と一緒に歩いてみたい気持ちもわかりますね〜.....ヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ♪

yuzumama さんのコメント...

坂道の風情はイイですね^^

現実に歩くなったらため息が出るかも(^^;
どんどん 足が退化してきてます。。
犬との散歩もしんどい(><)

ken さんのコメント...

いわちゃんさん、こんばんは。

そーですよ、それも「雨が降ってるほうが風情あって よろし」なんて言ってました。石畳は雨が良いですね、私もそう思います。

ken さんのコメント...

ゆずママさん、こんばんは。

そー言わずに、いっぱいお散歩してわん子にサービスしてあげましょう。
疲れるけど、健康の基本は「歩き」ですよ。でも寒くなったので、夜のお散歩つらくなってきましたね。